資金繰り表を毎週更新する手順|予定と実績を二重に数えない
資金の見通しノート(商品販売者)|2026年9月23日
資金繰り表は、作った時点の予定を並べたものです。入金日や支払額が変われば、前回の表のままでは今の見通しとずれます。毎週同じ順序で確認すると、更新する場所を見つけやすくなります。
更新前に用意するもの
- 前回保存した資金繰りデータ
- 対象口座・現金の実残高が分かる記録
- 新しい請求書、入金予定、引落予定
- 入金がまだ確認できていない取引の一覧
手順1:前回のデータを残す
作業前にファイルを複製し、日付を付けます。更新後の内容に迷ったとき、前回と見比べられるようにするためです。製品版は自動保存ではなく、手動でJSONファイルに保存します。
手順2:予定を実績へ直す
通帳などと照合し、入出金が済んだ明細の日付・金額を実際の内容に変更します。「予定」を残して別の「実績」を追加すると、二重計上になります。該当する明細そのものを「済」に変更します。
手順3:開始日と開始残高を一緒に更新する
今週の初日を新しい開始日にするなら、その直前時点の実残高を開始残高に設定します。前回の予測残高を、そのまま実残高として使わないようにします。
未入金の過去明細に注意。
開始日より前の日付の明細は、新しい期間内の予定には入りません。まだ入っていない売掛金は確認し、入金予定日を更新します。確認できないものを入金確定として扱わないことが大切です。
手順4:先の13週間を補充する
開始日を1週間進めると、新しく対象になる先の1週間があります。家賃だけでなく、年払いの契約更新・税金・設備代・借入返済など、日付の決まっている支出を原資料から補充します。
手順5:3条件を確認して保存する
- 通常の予定で最低残高を確認する。
- 未確定の入金を除外した場合を確認する。
- 予定・未確定入金が遅れた場合を確認する。
- 確認が必要な取引に「誰へ・いつまでに・何を確認するか」をメモする。
- 保存し、ファイルが手元にあることを確認する。
この3条件はそれぞれ別の比較です。「未確定除外」と「遅延」を同時に重ねた計算ではありません。
作業を増やさないために
詳細な経営分析を毎回追加するより、まず「残高・日付・抜け漏れ」の確認を同じ手順で続けます。実際の取引数によって作業時間は変わります。銀行との自動連携が必要な事業や、手入力の件数が多い事業では、既存の会計・資金管理サービスも含めて検討してください。